No.017 May.23.2011.  南アフリカ禁漁前業務報告       高橋  誠様   

おはようございます。
南アフリカ:高橋です。

南アフリカ河川のトラウトの禁漁期間は、6月1日〜8月31日の3ヶ月間。
禁漁まで残り1週間余り有りますが、
色々と訳があって、今日が禁漁前最後の出撃となりそうです。

今日は、この時期のしてはかなり暖かく、朝から快晴。
川は水位も更に減り、完全なジンクリアカラー。
それでも水温が前回よりも高かったので、
一見タフに思えましたが、朝からまずまずの反応。

以前もお話したと思いますが、
終盤戦、釣れるのは成熟しきっていない若いブラウンか、
産卵する水温域と時期の違うレインボー。

反転食いが得意ではないレインボーを意識して、
1箇所で移動距離を少なくネチネチアピールできる
Ballad6を中心に組み立てました。

 

30〜40cmのブラウンを数尾キャッチした後に、
大きな岩がゴロゴロ底に転がる淵に到着。
落ち込みの流芯の直下でBallad6をバシっ!バシっ!と
ほとんど移動させずにヒラを打たせたところ・・・
カツッ!と言う乾いたバイトの後に、ガンガンガン!!!と言う激しい引き。

ドラグを一気に引き出す出すこの走りは、間違いなくレインボー・・・
走られては寄せ・・・走られては寄せ・・・途中の大ジャンプも数回いなし・・・
キャッチしたのは、そのパワーに納得の背中が盛り上がった
50cmのシャクレアゴ・♂レインボーでした。

ファイト中、掛かった魚の周辺をもう1尾一回り大きなトラウトが
グルグル回っていたので、恐らくペアリング中の♀レインボー。
昨年最終戦同様のペアキャッチを試みましたが・・・
残念ながら今回はこの♂のみ・・・

それでも、板の様に幅広いヒシ形の魚体にと恵まれた天気に、
感謝と満足の1日でした!

今シーズンも、SOULSの皆様初め、沢山のご鞭撻ありがとうございました。

震災以来、自分には何が出来るのだろうと、悶々とした中で出かけていましたが、
夢や希望の有る話、アフリカの素晴らしいトラウト、素晴らしい風景・・・
想いと一緒に、日本に届いたことを祈ります。

今から盛期の日本。
復興と共に、皆様のご活躍を祈念いたします。
Rose will flower again!


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